リフォーム費用の基本を理解する
リフォームを計画する際、多くの方が最初に気になるのが費用面でしょう。実際のところ、工事の内容や住宅の状況、使用する材料などによって金額は大きく変わってきます。キッチンを新しくする場合は50万円~150万円、お風呂であれば60万円~180万円と、それぞれに適した予算の幅があります。
費用は大きく3つの要素から成り立っています。まず、設備や壁材といった材料費。次に、工事を行う職人さんへの施工費。そして現場管理や経費などを含む諸経費です。これらを合わせた総額が、見積書に記載される工事費用になります。
費用が変動する要因とは
同じキッチンリフォームでも、選ぶ製品のグレードによって金額は変わります。高品質な天然石を使うか、一般的なタイルにするかで総額に差が出るのです。また、住宅の大きさや工事範囲が広いほど、当然費用も高くなっていきます。
特に水回りの工事では、配管の交換が必要になるかもしれません。見えない部分の状態によっては追加工事が発生することもあるため、訪問見積もりを依頼して現場を確認してもらうことをおすすめします。
工事以外にかかる費用にも注意
リフォーム費用として見落としがちなのが、工事以外の出費です。大規模な改修では、期間中の仮住まい費用や引越し代が必要になります。家具を一時的に保管するトランクルームの利用料、職人さんの車のための駐車場代なども計算に入れておきましょう。
間取り変更を伴う工事では、設計費がかかる場合があります。業者によっては工事費に含まれていないこともあるので、契約前にしっかり確認することが大切です。
場所別の費用目安を知っておこう
リフォームしたい場所によって、必要な予算はかなり違ってきます。ここでは代表的な場所ごとに、一般的な費用の範囲をご紹介します。
水回りのリフォーム費用
毎日使う水回りは、リクシルのページによると設備の寿命が15~20年と比較的短いのが特徴です。トイレの交換なら15万円~60万円が相場で、便器のみの交換であれば20万円以下で済むこともあります。最新のタンクレストイレを導入する場合は、30万円~50万円程度を見込んでおくとよいでしょう。
キッチンは50万円~150万円が中心的な価格帯です。壁付けのキッチンを対面型に変更する場合、給排水の配置替えが必要になるため、100万円を超えることが多くなります。
| 工事内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| トイレ交換(洋式→洋式) | 15万円~50万円 |
| キッチン交換 | 50万円~150万円 |
| 浴室リフォーム | 60万円~180万円 |
| 洗面台交換 | 20万円~50万円 |
内装と外装のリフォーム費用
壁紙の張り替えや床材の変更といった内装工事は、比較的手頃な価格で実施できます。リビングの壁紙だけなら1平米あたり800円~1,500円程度なので、10畳の部屋で4万円台から可能です。ただし、間取り変更を含む大規模な工事になると、100万円~300万円ほどかかります。
外壁塗装は使用する塗料によって費用が変動します。1坪あたり1万2千円~が目安ですが、耐久性の高い塗料を選べば2万円を超えることもあります。長期的な視点で考えると、耐久性に優れた塗料のほうがコストパフォーマンスに優れている場合があります。
- 和室を洋室に変更:50万円以上
- 階段の手すり設置:10万円前後
- 玄関ドア交換:10万円~50万円
- 屋根塗装:100万円以内
賢く費用を抑える方法
リフォームの質を保ちながら、できるだけ費用を抑えたいと考えるのは当然です。いくつかの工夫で、予算内に収める可能性が高まります。
設備のグレードを見直す
リフォーム会社から勧められるままに選んでしまうと、必要以上に高額な設備を導入することになりかねません。自分の生活スタイルに本当に必要な機能は何かを考えて、適切なグレードの製品を選びましょう。最安値の商品が必ずしも劣っているわけではなく、シンプルで十分な性能を持っていることも多いのです。
複数箇所をまとめて工事する
屋根と外壁のリフォームを別々に行うと、それぞれで足場の設置費用が発生してしまいます。両方とも数年以内に工事が必要なら、同時に実施することで足場代を一回分節約できます。水回り全体を一緒に新しくするのも、効率的な選択肢の一つです。
補助金制度を活用する
リフォームの内容によっては、国や自治体の補助金を利用できる場合があります。バリアフリー工事では介護保険が使え、工事費用の7~9割、上限20万円まで補助されます。断熱リフォームや耐震工事にも補助金制度があるので、該当する工事を予定している方は、着工前に必ず確認してください。
複数のリフォーム会社に見積もりを依頼して比較することも重要です。特定のメーカーの設備を安く仕入れられる業者や、補助金に詳しい会社を見つけることで、同じ工事内容でもコストを下げられる可能性があります。
信頼できる業者の選び方
費用の相場が分かったら、次は依頼する会社選びです。価格だけで決めてしまうのは避けましょう。最低でも3社から見積もりを取り、総合的に判断することをおすすめします。
良い業者を見分けるポイントとして、要望に合わせた提案をしてくれるか、質問への回答が明確か、担当者との相性は良いかなどがあります。費用を下げる提案だけでなく、デメリットもきちんと説明してくれる誠実さも大切な要素です。保証やアフターサービスの内容についても、契約前にしっかり確認しておきましょう。
大切な住まいを預けるのですから、金額以外の要素も含めて、信頼できる会社を選んでください。相談しやすい雰囲気があるか、こちらの話をよく聞いてくれるかといった点も、長期的な満足度に影響します。